子供に与えるSwitchのゲームで注意したい特徴を5つ解説。課金・ボイスチャット・長時間プレイなどのトラブル原因と、みまもり設定やルール作りでの対策、安心して選べるソフトの共通点を紹介します。
はじめに
「ゲームを買い与えたら、オンラインで知らない人とトラブルになった」 「勝手に課金されていないか不安」 「負けるたびに大声を出して、コントローラーを叩くようになった」
お子さんにNintendo Switchを与えたご家庭で、こうした悩みはとてもよく聞かれます。
ただ、ここでじゃあゲームは全部禁止としてしまうのは、おすすめできません。今の小学生にとってゲームは、休み時間の話題そのもの。完全に取り上げてしまうと、友達の輪から外れてしまう別の問題が生まれます。
大切なのは、ゲームそのものではなくトラブルになりやすい仕組みを見分けることです。
この記事では、注意が必要なゲームの特徴を5つに整理し、そのうえで家庭でできる具体的な対策と、安心して与えられるソフトの選び方をまとめました。読み終わるころには、「何を禁止するか」ではなく「どう付き合わせるか」の基準が持てるはずです。
子供に注意が必要なSwitchゲームの特徴
① ゲーム内課金があるもの (ガチャや限定スキンなど)
フォートナイトのような基本プレイ無料のゲームは、アイテム課金で収益を得る仕組みになっています。無料で始められるぶん、課金への入り口が非常に近いのが特徴です。

小学生の場合、次のようなトラブルが起きがちです。
- 保護者のクレジットカード情報が端末に保存されており、無断で購入されてしまう
- 課金しないと恥ずかしいという空気ができ、友達同士でスキンを自慢したり煽り合ったりする
- 課金アイテムの価値がわからず、金額感覚のないまま高額な買い物をしてしまう
金額そのものだけでなく、子どもがゲーム内の課金を簡単なお金のやり取りだと考えてしまうことにも注意が必要です。欲しいから買うを繰り返しているうちに、使った金額を意識しなくなってしまうことがあります。
② 勝敗が重要なゲーム (キレやすくなるリスクがある)
ランク戦やレート制のある対戦ゲームは、負けることで順位が下がってしまいます。子供は悔しさをうまく処理するのがまだ難しい年齢です。
- 負けた瞬間に台パン(ゲーム機やテーブルを叩く)をする
- 「クソ」「死ね」などの言葉が出る
- 負けが続くと泣き出したり、怒ったりする

こうした様子が増えてきたら、そのゲームがお子さんの発達段階に合っていないサインかもしれません。
③ 通話(ボイスチャット)で知らない人と直接話せる
オンライン対戦で見知らぬプレイヤーと会話できる機能は、子供にとってリスクの大きい要素です。
- 味方から暴言を浴びせられる
- 暴言を言われ、その言葉づかいを覚えて自分が暴言を吐く側になる
- 会話の流れで、学校名・住んでいる地域・学年などを話してしまう
- 親切を装った大人に近づかれ、SNSや別のアプリへ誘導される

オンラインでは暴言が日常的に飛び交うため、子供はそれを普通の言葉づかいだと学習してしまう可能性があります。
④ CERO(対象年齢)と合っておらず暴力性・過激表現がある
パッケージやストアページに表示されているCEROレーティングは、ゲーム内容の目安になります。
| 区分 | 対象年齢 | 内容の目安 |
|---|---|---|
| CERO A | 全年齢 | 小学生にも安心 |
| CERO B | 12歳以上 | 軽度の暴力表現など |
| CERO C | 15歳以上 | 暴力・恐怖表現を含む |
| CERO D | 17歳以上 | より強い暴力表現 |
| CERO Z | 18歳以上 | 販売時に年齢確認が必要 |
海外製のアクションゲームやホラーゲームには、CERO CやZに該当するものもあります。友達がやっているからと言われても、対象年齢を大きく超えるタイトルを安易に与えるのは避けたいところです。
判断に迷ったときは、動画サイトで実際のプレイ映像を数分見て確認することをおすすめします。
禁止しすぎも、実は子供にとってリスクになる
ここまで注意点を挙げてきましたが、すべてを禁止するのが正解ではありません。むしろ厳しすぎる制限は、別のかたちで子供を追い込むことがあります。
友達との会話についていけなくなる
小学生の休み時間の話題は、かなりの割合がゲームです。
「昨日のあれ見た?」「新しいステージ行った?」という会話に混ざれない状態が続くと、子供は自分だけゲームの内容を知らないという居心地の悪さを抱えます。学年が上がるほど、この差は大きくなります。
ゲームは今の子供にとって、遊びであると同時に共通言語でもあります。そこを丸ごと断つ判断は、思っている以上に大きな影響を持ちます。
隠れてやる方向に向かってしまう
全面禁止の家庭でよく起きるのが、次のような状況です。
- 友達の家でだけ遊ぶようになり、保護者の目が届かなくなる
- 何時間遊んだかわからなくなる
- ゲームに限らず怒られるから親に相談しないのが当たり前になる
ゲームを隠れてしてしまうと、ゲームに限らず親に黙って悪いことをしてしまう習慣がついてしまう恐れがあります。ばれなければ何をしても問題ないという考えにならないように気を付けたいところです。
子供が安全にゲームを楽しむための対策
スマホアプリ『Nintendo みまもり Switch』を導入する
任天堂が無料で提供している、保護者向けの管理アプリです。Switch本体とスマホを連携させることで、次のことができます。
- 1日のプレイ時間の上限を設定する(時間が来ると通知やアラームでお知らせ)
- 夜間の使用を制限する(「おやすみアラーム」設定)
- どのソフトを何分遊んだかを、日別・月別で確認する
- 年齢に応じてソフトの起動を制限する
- 暗証番号の突破があった場合に検知する

「時間を守れているか」を口論で確認する必要がなくなるのが、いちばんのメリットです。記録が残るので、ルールの見直しも数字ベースで話し合えます。
ニンテンドーeショップの「課金・購入制限」をかける
無断課金は、設定さえしっかりしておけば防ぐことができます。
- ニンテンドーアカウントにクレジットカード情報を保存しない
- 購入時にパスワード入力を必須にする設定をオンにする
- どうしても課金させたい場合は、金額が固定されているプリペイドカード(ニンテンドープリペイドカード)を使う

プリペイドカードは、お小遣いの範囲で自分で管理する練習にもなるため、高学年のお子さんにはおすすめです。
ゲーム利用ルールを明確にする
設定だけでは埋まらない部分を、ルールで補います。あいまいな表現ではなく、具体的に決めるのがコツです。
ルール例
- ボイスチャットは、実際に会ったことのある友達とだけ
- プレイは自室ではなくリビングで
- 平日は◯分、休日は◯分まで
- 宿題と食事が終わってから
- 課金したいときは、必ず事前に相談する
- 嫌なことを言われたら、すぐに親に伝える(怒らないと約束する)
最後の項目は特に大事です。相談しても怒られないとわかっている子供だけが、トラブルを早い段階で打ち明けてくれます。
トラブルを避けて安心して与えられるゲームの共通点
対策を整えたうえで、そもそもリスクの低いソフトを選べば安心感はさらに高まります。次の3点を満たすタイトルが目安です。
オフライン中心で、思考力や創造力が育つ
パズルゲームやマインクラフトのようなサンドボックス系は、自分のペースで遊べるためトラブルが起きにくく、試行錯誤する力が自然と育ちます。
同じ画面で、家族や友達と一緒に遊べる
隣に座って遊ぶタイプのゲームは、表情や反応が見えるぶん、暴言や過度な煽りが起きにくい環境です。負けて悔しがっても、その場で気持ちを立て直す練習ができます。親子のコミュニケーションが増えるのも大きなメリットです。

まとめ
- 注意すべきはゲームそのものではなく、トラブルになりやすい仕組みや機能
- 特に注意が必要なのは、知らない人とのボイスチャット
- 全面禁止は、友達との会話から取り残されたり、隠れてプレイしたりする原因になる
- 『Nintendo みまもり Switch』と購入制限で、防げるリスクは仕組みで防ぐ
- 残りは、子供と一緒に決めた具体的なルールでカバーする
適切な設定とルールがあれば、Switchはお子さんの思考力やコミュニケーション力を伸ばす、頼もしいツールになります。



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